2014年2月10日月曜日

大雪ライブ

記録的な大雪で、電車やバスのダイヤが大幅に乱れ、路面が氷り、

あちこちで予定変更が続く中、それでもライブを決行してしまった私。

朝からキャンセルの連絡が次々に入る中、

たった一人でも聴きに来て下さる方がいたら

その方を予約していたお客様の代表だと思って歌おうと決意していた。

ところが、なんと・・・・・

6名のお客様が。

この方々は雪の影響を考慮して、早めに家を出て、

電車を乗り継いでやって来て下さった。

横浜、川崎、川越、成増、都内から

中には3時間以上かけて来て下さった方もいらっしゃって、

私はこの方々を一生忘れないと誓った。

昨年、ある講演会の会場で一度だけお会いした方達と

こうして再会できた。

また、こちらのお客様は70歳。

あまりに遠く中々辿りつかないので、途中で引き返そうと思ったけれど

「一目お会いしたい」との思いで、凍てつく吹雪の中を

雪に埋もれ掛かりながら、

しかも初めての街、初めての道を、20分かけて来て下さった。

初対面なのに、懐かしく感じた。

これが「ご縁」というものか。

その方から翌日、こんな素敵なメールが届いた
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雪を踏みながら

老いて青春ありと

青春とは歩き続けること

何かの行動をしていること

泣きたいほどのことも

泣いていいよと

素直になっていいよと心にしみる感じでした。

雪を踏みながら

人生は絆、人生は縁

人生を踏みしめながら
いい出会いに感謝
いい一期一会をありがとう
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この方の感性のなんと素晴らしいことか!

「お陰様で何か洗われた気がします」と書かれてあった。

私のピアノ弾き語りをこんな風に深く受け止めて下さった。

それが嬉しくて、有り難くて、

私はメールを読みながら両手を合わせて感謝した。

70歳とは思えない、若々しいエネルギーを感じた。

ライブが終わっても雪は一向に止む気配がない。

用意していたCDや著書は売れ切れた。

サインを入れる際に雪だるまのイラストと「大雪ライブ」と書き込んだ。

私の映画作品の予告編を最初にご覧くださった方々。

FBで、ライブの感想を投稿してくださった。

きっとこの尊いお客様達がこれから種を撒いていって下さると確信した。