2013年4月18日木曜日

披露宴

司会業は責任重大で大変なこともありますが、

結婚披露宴のように幸せな瞬間に立ち会えるとやりがいがあります。 

今日は埼玉県飯能市名栗にある老舗旅館 「大松閣」の

若旦那と若女将の人前式と結婚披露宴の司会を務めました。

私は亡き夫と披露宴をしていないので、

人様の披露宴は盛り上げたいんです。

できれば添い遂げて欲しいと祈らざるを得ない・・・

これまで披露宴の司会は数え切れないくらい勤めてきましたが

こんなに嬉しい司会は初めてです。

新郎・新婦とはそれぞれに以前から知り合いでした。

この二人は結婚するにちがいない!

あの確信はいったいどこから来たのか自分でも不思議なくらい

二人の結婚式がリアルに見えていました。

こうして実際に二人の司会を務める事になって、特別な思いです。

「この二人なら、今後何があっても乗り越えて行ける!」と、確信しました。

参列された方々が愛に溢れていて、

それに応える二人の感謝の思いが、満面の笑みとなり

会場はまるで天国のようでした。

幸せは波及するんですね。

幸せでいっぱいの人はそこにいるだけで、周りをも幸せにするんだと思います。

新婦の言葉も心がこもっていて感動的でした。

「生きてきて、今日が一番幸せです。お母さん、産んでくれて本当にありがとう!」

司会の立場にありながら、思わずこらえきれずに泣いてしまいました。

大切な友人の人生の門出に立ち会うことが出来た喜びは言葉で表せません。

式が終了後、有り難い事に色々な方々からお褒めのお言葉を頂戴しました。

「親しみやすい口調でアットホームな式でした」とか

「声が柔らかくて、気持ちよかったです」とか

「裕子さんに司会を任せて正解だった」とか

「さすがアナウンサーですね!」とか

でも、私自身こんなに力まずに司会をしたのは初めてでした。

司会をしながらこんなに幸せを感じたのも初めての事です。

人の幸せな表情はいいものですね。

二人で「大松閣」を盛り上げて行かれる事でしょう。

ご結婚おめでとう!末永くお幸せに!!