2012年12月10日月曜日

もうすぐ3回目の命日

形あるものは一切持ち帰れない。

主人の遺骨を拾いながら

“この肉体さえも置いていくんだ”と思った。

どんなに容姿を磨いてもいずれ、骨になるんだ。

どうせ魂だけになるんだったら、綺麗な魂になりたい。

火葬前まで苦しんでいた小5の長男は、

火葬を終えると、主人の遺骨を見てこう言った。

“ざまぁ見ろ、これでガンも灰になった”

病に犯された肉体も置いていく。

人生の最後に問われるのは、

どこまで到達したかの「ポジション」ではなく

どちらを向いて生きてきたかの「ベクトル」だと思う。

「何の為に」という方向性。

私はまだまだ歩み遅いけれど、

ベクトルだけはぶれないように生きているつもりです。

もうすぐ(12.14)主人の3回目の命日です。