2012年10月9日火曜日

No6・夢であってほしい・・・

今更で申し訳ありませんが。

初めて陸前高田市内に入り、その現状に「嘘ならいいのに・・・」と

感じてしまった。

何故か 「ごめんなさい」 しか 言葉が出て来ない。


陸前高田市役所市民体育館

ここに避難された方々はほとんど津波に流されてしまった・・・

避難所はもっと高台にあったのに。

ここは避難所ではなかった。


見上げて驚いた。「 こんな 高さまで・・・」

あっという間の出来事だったのだろう。

 
散乱する瓦礫の中に花束があった。

捧げた人は遺族だろうか、

立派なお数珠。亡くなった人に祈りをささげる為の数珠が・・・

この持ち主は亡くなってしまったのだろうか。


灰色の瓦礫の中で、千羽鶴がひときわ目を引く。

折った人の思いは届いただろうか・・・

レンタカー、中にはビニール傘が。

乗車客は逃げ延びることが出来たのだろうか・・・


長いこと、海底に沈んでいたようだ

至る所に貝殻がくっついていた。

ここは当時、一番賑やかだった町の中心部。

何事も無かったかの様に、光輝く太陽に手を合わせたくなった。

それでも日は登る。