2012年5月30日水曜日

No27・鎌田洋

「ディズニーに学ぶ経営の心」

と題して、株)ヴィジョナリ―ジャパン・代表取締役の鎌田洋氏が1時間程、話されました。


落語家としても生きて行けるのではないかと思われる程、随所に笑いを散りばめ

おもしろ、おかしく、お話されました。

さすが、ディズニーで7年もの間、全スタッフの指導、育成に携わってこられた方。

確かに、ディズニーランドに行くと、わくわくしますよね。

マジックがかかったかのように。

アトラクションや、建物、キャラクター、グッズ・・・のせいでしょうか?

いえいえ、あの空間は「人を喜ばせたい」スタッフの思いが創りあげているんです

鎌田氏が言ってました。

「人生は人を喜ばせること」 と。

ディズニーランドではスタッフはキャストと呼ばれ、

毎日が初舞台なので、ゲストを迎えるために一生懸命に演じている。

ほうきを持って園内を掃除しているキャストも

人を幸せにするために掃除をしているとの事。

やはり、何かに取り組む時、その動機が自分以外にあると力が出ますよね。

結果、自分の為にはなるんですが、

誰かの為!となると本気になります。

人は利他的存在なんだと感じます。

大好きな人が幸せになって欲しいと思うと、振る舞いも変わって来ます。

自分を好きになって貰いたいと思うと、苦しくなりませんか?

ベクトルが自分の方向を向くからなんだと思います。

最近、そう特に感じます。

 講演会の最後に客席から質問がありました。

「リーダーに必要な要素を3つ教えて下さい」と。

すると、もう一人の講師、高野登氏は

1.愛  2.勇気  3.パッション

と挙げられ、その中で一番大切なのは、「勇気」と答えられました。

自分のスタッフを信じ切る勇気、自分を信じ切る勇気、覚悟を決める勇気

鎌田氏は

1.好奇心  2.確信  3.勇気  4一貫性

と答えられましたので、やはり勇気が重なっています。

創設者ウォルト・ディズニーの意志が、彼亡き後も

こうして確実に引き継がれているのは本当に素晴らしいと思います。