次女の通う高校のPTA役員会議がありました。
木造建築の校舎は精神的に落ち着きます。
図書室は常時、保護者にも開放されています。
図書室ももちろん木造建てなのですが、階段を上り下りする時、床が軋む音がするんです。
鉄琴コンクリートの校舎では考えられませんが、
この、軋む音がまたいいんです。
木の手すりに触れると何とも言えない温もりが感じられます。
木造校舎で学んだ記憶は無いのに、妙に懐かしさを覚えるのはどうしてなんでしょう
この通りは、図書室に行く道です。
教室、一室一室が独立しているので、トイレや各専門教室や体育館、職員室に行くのに
毎回、外履きに履き替えて屋外を移動する分けですが、
その都度、外の新鮮な空気に触れ、豊かな自然が目に入るわけですから
精神衛生上、とてもよい影響を与えると感じました。
敷地内の花々達が本当に美しく、公園に来たような感覚で
思わず深呼吸。
4月も後半というのに、肌寒かったり、雨が降ったりと
外を出歩く気持ちになれない日が続いていましたが、
この日、暑いくらいの気候でしたので、気持ちが良く、
会議が始まるまで、しばらく散策しました。
この紅白の道、見上げながら歩くとめでたい気持ちになるから不思議です。
たぶん、1年生だと思いますが、男子生徒数人の会話が聞こえてきました。
会話と言うより、感動の声。
大きな体をした男子高校生達がですよ・・・
敷地内にある池の周りを歩きながら
“自然豊かな環境は良いもんだねぇ~”
“確かに。気持ちいいなぁ~”
“心 洗われるって感じ!?”
私の方が感動してしまいました。
こんな会話が極々自然に生まれるのですから
なんて健全なんでしょう!!
“君たちの心も十分、美しいよ”と心で囁きながら
すがすがしい気持ちでその場を通り過ぎました。
春は良いですね。
若い芽達、花達に、生きる力や希望を貰います。
また、いつものように、学食に飾ってあるてんつくマンの書下ろしを見に行きました。
『大切なのは今のキモチ』で締めくくられているこの言葉に
自分に正直に生きて行きたいと、
何度も頷いた次第です。