2012年2月8日水曜日

No9・人生始まったばかり

2月7日(火)

昨日、体操教室に新たな生徒さんが二人参加しました。

最近、親子連れでの参加が増えて来ました。

まだ首も座らない、数か月前にこの世に誕生したばかりの赤ちゃん達を連れて、

子育てスタートしたばかりの若いママさん達が、声を掛けあって来て下さいます。

昨日は生後4か月、3か月、2か月の赤ちゃん達に癒されました。

私もついこの前、出産した様な気がしますが

4人目を出産して、既に10年・・・・

4人とも完全母乳で育てましたので、新生児を抱くとついおっぱいをあげたくなってしまいます。

3人の赤ちゃん達のそれぞれの瞳をじーっと見つめながら、

〝ようこそ地球へ、このお母さん達を選んで生まれてきたのねぇ~”と囁きかけると

何とも可愛らしい声で、笑って反応するんです。

〝ちゃんと聞こえてるのねぇ~”と、他の生徒さん達も驚いていました。

私は、この時代を選んで生まれて来た赤ちゃん達に尊敬の念すら覚えます。

本当に生きにくい時代です。

政治的にも、経済的にも、原発にしろ、放射線の問題にしろ、

地球レベルで問題山積みの時代

この時代にあえて生まれてきたという事は、大きな使命がある様に感じてしまいます。

或いは、今、動ける私達に、これらの新しい命を守る為の役割があるのかも知れませんが

これから生まれてくる子供達や、また3.11の震災後に生まれきた子供達には

新しい時代を生き抜く生命力があるような気がします。

何と表現したらよいのか・・・

人種が違うような、レベルが違うような、

魂の年齢が私達より上のような・・・

感覚的な話ですが、2000年以降に生まれた子供は、何かが違う。

我が家の4番目の子も、人の心にとても敏感で、

例えば私が探し物が見つからず、半ばあきらめかけると必死に探して、見つけ出してしまう。

またひどく疲れていると、何も言わずに肩をもんでくれる。

あくび一つすると、〝早く寝たら?”とか

〝一緒に寝ようよ”と言ってベッドに手を引いて行くんです。

昨日も、こんな事がありました。

珍しく激しい頭痛に襲われ、どうにかなってしまうのではないかと不安になる程だったのですが、

小4の次男は私を寝かせ、私の後頭部に手を当てて

何やらぶつぶつ声を出しているんです。

私は一応レイキを学びましたので、手をかざすことで多少の痛みを和らげる事は出来るのですが

昨日は異常な痛みで、全く効果が得られませんでした。

それが、彼がその小さな手を頭に当ててくれると、そこから何かが流れこんでくるような感覚があり、だんだん熱くなってきました。

お陰様で、今朝は、すっきり目覚めることが出来ました。

〝昨日、お母さんの頭に手を当てて、何て言ってたの?”と尋ねると

〝お母さん、ありがとう。いつもありがとう!って言ったんだよ”と。

「ありがとう」という言葉の持つ、パワーなのでしょうか。

痛みが取れますように とか

早く治りますように ではなく

頭痛に苦しむ私に向かって、〝いつもありがとう”と言った彼の感性。

子供って、計り知れない力を持っているものですね。

年齢的な段階の違いももちろんあると思いますが、

4番目の子の友達は、特に優しい子が多いです。

よく「クリスタルチルドレン」という言葉を聞きますが、分かるような気がします。

子供から学ばされることがたくさんあります。

生後数か月の赤ちゃん達が与えてくれるもの。

それは形には見えないけれど、抱いてみれば分かります。

その柔らかさ、匂い、小ささ、無防備さ、言葉にならない声、仕草、表情・・・

女性なら母性本能を、男性なら父性本能を刺激してくれます。

無条件に愛する事の大切さを、小さな体いっぱいに教えてくれています。

数年先に生まれた子供だって、幼いなりに赤ちゃんを見てお世話したがるではないですか?

私の体操教室は今、新しい命のお陰で、ますます癒しの空間になっています。

子育てがひと段落した40代~50代のお母さん達が

赤ちゃん達を乳母のようにあやしてあげて、その間、お母さん達がマッサージを受けることが出来るんです。

子育てを始めたばかりのお母さん達が、少しでも楽になる様にと

先輩ママとしてやってあげられる事を、主体的にやってくれています。

改めて、『スタジオMother`s』という名前にして良かったと思いました。

来週は、ある幼稚園のお母さん達が主催する教室に、体操講師として呼ばれています。

まずは、お母さん達が満たされていないと・・・

思い切り笑って頂きたいと思います。