2011年9月13日火曜日

No10・月見どろぼう

皆さん、月見どろぼうってご存知?

中秋の名月(十五夜)の晩、お月様にお供えしている物を盗んでも許される日

子供達が月明かりの中、よそ様の家の軒先や縁側に忍び込み、

お供えしてある、おだんごやお芋、果物などを

そおっと、懐に忍ばせて持ち帰る という伝統行事。

私が生まれ育った秋田では、ありませんでした。

八王子から引っ越ししてきて、この秋でちょうどまる6年になりましたが、

八王子でも見られなかった風習です。

こちらに越してきて間もない頃、近所の方に聞いて

子供達と初めて経験しました。

大人の私でさえ、わわくわく、どきどきしましたよ。

普段は “暗くなったから、おうちに入りなさぁ~い!”と言われている子供達が

“さぁ、そろそろ暗くなったから 盗みに行っておいで!

くれぐれも見つからないようにね!”と言われたものだから、

“えぇ~、いいのぉ?おまわりさんに見つかっちゃったらどうするぅ?

等と、真剣に受け止めてしまいました。

“今日はね、月がきれいだから、おまわりさんもお月見しているんだよ。”

すると、子供達はそれだけでもう、テンションが上がってしまい

頭に風呂敷を被ったり、黒っぽい服に着替えたりで

息をひそめて、抜き足、差し足、忍び足で家を出て行きました。

子供が喜ぶようにと、おだんごや野菜の他に

キャンディ、スナック菓子、手作りのゼリーや蒸しケーキなどが供えてあって

山盛りの品々に子供達は目を輝かせ、

それでも子供なりに、少し遠慮気味に盗んでました。

次男が小学1年の時、宿題の日記にその事を書くと

担任の先生からの粋な返し書き、

“来年は、先生も是非、仲間に入れて下さい!”ですって。

昨夜の月見どろぼうは、盗みを忘れてしまうほどの

それはそれは美しい満月でした。

月に見とれている小さな泥棒さん達の姿が、何とも微笑ましかったです。

我が家の子供達は、盗みに入った家に手紙を置いて来ます。

「 あんまり月がきれいだから、泥棒しちゃいました。たぶん来年も来ると思います。」

等と匿名希望で書いたそうです。

私も「泥棒の母より」という差出しで、手紙を書いています。

昨夜は「今年で7回目の泥棒をさせて頂きました」と。

“泥棒は証拠を残さないものでしょう?!”等と電話がかかってきたり

バレバレ・・・その割には

“来月は9日が十三夜ですから、泥棒しに来てもいいですよ”とか・・・・

素敵だと思いませんか?

粋な心遣いでしょう?

心温まる行事ですよね!

こんな風に近所の付き合いがちゃんと残っているって貴重な事だと思います。

こんな思い出をたくさん持っている子供達こそが、

ふるさとを大切にする大人になるんだと思います。

それにしても、昨夜の満月はため息が出るほど美しかったですね。

たっぷり月光浴をしました。

深夜0時半頃になると、窓際に置いたベッド全体が

窓から差し込む月明かりで、青く照らされるのです。

カーテンを開けたまま、月の光に体を委ねて眠りました。

私は、月を見ていると まるでかぐや姫のように

懐かしい気持ちがこみ上げてきてしまうんです。

なぜだか、あの場所に帰りたいと・・・

ひょっとしたら、地球に来る前は月にいたのかも知れません。

ロマンですねぇ~

月はファンタジーの世界への入り口。

私は蟹座生まれなので、月の影響を受けやすいのです。

今夜も、月に浄化してもらいましょう。
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