2011年7月1日金曜日

No1/秩父・今宮神社

6月30日。誕生日

新たな歳を、新たな気持ちで再出発したく、思い切って秩父まで出かけてみました。

最近、パワースポットがブームのようですが、パワーが欲しくて向かった分けではなく、少し前に、秩父・今宮神社の元宮司と不思議な出逢いがあり、ご縁を感じたもので、伺うなら今日しかないと、まるで押し出されるように向かいました。

しかも初めての道、長い長い正丸トンネルは大変緊張しましたが、無事たどり着いて、少し自信が付きました。

今宮神社に着いてまずはじめ目に飛び込んできたのが、龍神池。

思わず深呼吸したくなるような、清い空気。

木の葉をゆらす爽やかな風・・・

ここには何かがいます。





ご神木のけやき

樹齢が分からない位、古い古い樹です。

おそらく1000年以上になりそうです。

魂が震えるとはこういうこと?と思うくらいその生命力に圧倒されてしまいます。

胴周り、約9メートルの大木です。

解説を読んで色々な謂れがある事を知り、ますます謙虚な気持ちになりました。

昔々からここの大地にしっかりと根をはり、今宮神社の歴史の全てを見つめてきたであろう、このけやきが慕わしく思えてなりませんでした。

本当に立派な神木です。




秩父・今宮神社の元宮司

塩谷治子さん

女宮司という事でずいぶんご苦労されてこられたようで、お話を伺っていて、只々頭が下がりました。

この方の情熱はこの方お一人の内から出て来るものではなく、おそらく先祖代々からの願いが集結して、動かされているのではないかと思います。


現在は息子さんが宮司として後を引き継がれて、娘さんも神主の資格をお持ちとの事。
素晴らしいことです。
この歴史ある神社を末長く、お守り頂きたいと思います。


本来ならば身を清め、お祓いして頂いた方でないと、この神には触れる事が許されないらしいのですが、特別に許可して頂きました。


労わりと感謝の気持ちで自分をいっぱいにしてから、そっと触れてみました。

その温もりや息遣いを感じたくて耳を押し当てて見ました。

そんな私を見ておられた元宮司はこんな事をおっしゃいました。

”この樹はこの日を待っていたんですねぇ・・、今日が一番嬉しい日。長谷川さんに触られて喜んでいます。”と・・・

その恐れ多い言葉に私も恐縮しながら、しばらくご神木とスキンシップしていました。

その時に感じたのは、「水」です。

この樹木はここの地下水によって生かされてきたのだと伝わって来ました。

やはり「水」なんですね!

樹木も植物も、動物も人間も皆、生命を維持していくためには水が必要です。

どんな水を体に取り入れるべきか、改めて考えさせられました。

この今宮神社は龍神様、つまり水を祭っています。

武甲山の地下水が湧いて出てくる場所がここにあるのです。

この水を汲みに、タンクを持って来られる方もいらっしゃるそうです。

私も少し頂いてきました。

元宮司がお書きになられた書籍を何冊か頂いて参りました。

我々日本人のルーツを知る事が出来そうな一冊があります。

是非一人でも多くの方に知って頂きたい内容です。

ここでは紹介し切れませんので、まずは秩父市の今宮神社に足を運んでみて下さいませ。




一度行かれた方は、おそらく再び訪れたくなる事でしょう。

そして、出来れば大切な人を連れて、感動を分かち合って頂けたら、より心に刻み込まれることでしょう。